エチュードで筋トレ効果
練習曲ばかり弾いていると書きましたが、これから弾きたい曲がこれといって浮かばず、秋に入った頃からなんとなーく、久しぶりに始めたのですがこれが今の私には楽しいだけでなく、思いのほか筋トレ効果になっている気がします。
ある曲をひたすら繰り返し練習するよりも、少し距離をおいて、エチュード90%、曲10%、くらいの割合でやっていると、なんといっても曲と毎回新鮮に向き合えるのが良いし、精度もじわりと上がりまだまだ上の完成度を目指せそうな気になります。
以前あるギタリストが『弾けない所をいくら繰り返し練習しても弾けない場合、弾けない指の動きをどんどん脳の回路に覚えさせているだけであって逆効果。その回路を断ち切らないといけない。』という論を展開していて、同意!でした。
その回路を断ち切るのは、しばらく期間をおいたり別の練習をすることが効果的ではと、私は思います。弾きたい曲を超スローテンポで弾く練習だけするのもいいと思います。
いちばんダメなのは、早いテンポ=本来弾きたい速さでこれでもかこれでもかと繰り返すこと。自分の経験からも、決して弾けるようにはなりません。できないグセを上塗りしているだけですので。
筋トレというのは、たとえ高齢でも短期間で効果が現れるものだそうで、筋力を付けることはどの年代でもやっておいて損はないといわれます。
きついですが。私もたまに泳ぐついでにジムで筋トレもしています。筋肉を鍛えれば泳ぐときに同じひと掻きでスーッと進むというような、より効率的なパフォーマンスにつながるし、水泳の有酸素運動効果にもプラスになるとのことで、水泳のコーチも勧めていました。
私のギターのエチュード強化月間も、本来の作品演奏で本領を発揮するための筋トレのようなもの。閑散期にはもってこいです。
あっ。ここまで書いてふと気づきましたが、単に指の筋肉を増やしたり鍛えたり、という意味ではありません^^;
本当にそうだね、何においても、いつでも、基礎、基盤作りだよね。