ヤマンドゥ・コスタ
天才ヤマンドゥ・コスタのギターを初めて聴きました(2月11日@豊洲シビックホール)。
彼を天才と書いて異を唱える人はいないでしょう。
彼の演奏を紹介しているブログもたくさんあるようでここで引用はしませんが、どんな?と思いましたらYoutubeで検索してみてくださいね。
ブラジル人で1980年生まれ。
パコ デ ルシアがヤマンドゥの演奏を聴いた時、真っ先に立ち上がって拍手をしたそうです。アミーゴ!と呼びかけて。その数日後パコ デ ルシアは亡くなったそうでその時スタンディングオベーションに居合わせた誰もが、次世代の天才への引き継ぎだと感じたであろうと、以上はイーストエンドギターフェスティバル主催者の樋浦さんが、コンサートの始めにヤマンドゥを紹介するにあたり話された事です。
私はヤマンドゥを10数年前に現代ギター誌で読んで知り、凄いギタリストがいるんだと名前だけは覚えていたので、今回の来日を知りチケットはすぐ入手しましたが、発売間もなく完売したと記憶しています。ギターのコンサートとしては高い、6千円(ジョン・ウィリアムスはS席が確か1万円でした)。
実際はクラシックというよりブラジル音楽のギタリストでした。
凄いテクニックで、溢れ出てやまない音楽を踊るようにギターで奏で、時おり声も重ねながら全身で表現。
ジャズピアニストの上原ひろみもあんなだったな…と思い出しました。
プログラムなし休憩なしの1時間半(もっと?)。
ブラジル音楽の神様が宿っている。
日本人からはあんな音楽家は生まれないんじゃなかろうか。
スポーツでも世界のトップ選手というのはその道の人から見ればそういうものなのだろうか。神がかっていて、努力では達し得ないであろう境地。
さてさて私のような者は今日も愚直に日課のエチュードをやっていくのみです。とはいえ・・・クラシカルな曲で、シンプルなギターの音を出すとまた新鮮に聴こえてくるからいいものです。
そんななか窓の外に目をやると、春を迎えようとする2月の空はひときわ明るく澄んで、隣で猫が気持ちよさそうに寝ていて。
神のgift がなくても私、もうこれだけで幸せだなー。
次回は、沸き起こったスタンディングオベーションの事、書こうかなと思ってます。
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