また宮古で ~ ダイビング中止分が、グルメに転じた件
2日目もまだ強風高波でボートが出ず、ビーチエントリー式で宮古島南部のインギャーというポイントで1本だけ潜ることになりました。
いつもは3日間潜ってそれだけで終わるのですけれども、今回は中止になった分「食」が充実していました。
まず、島の朝ごはん。
見るからに健康的。私は船酔いするので潜る朝はほとんど食べないのですが、この日はボートに乗らなくていいので完食です。
ちなみに、やっとボートが出た3日目の船上ランチは、ソーキそば!(もずく入り。)
船酔いに苦しんでいると、せっかくの海の上での美味しいランチも喉を通りません。でもこの日は船酔いなし。
沖縄そば、ダイビング三昧だとだいたい食べそびれて、せいぜい帰りに空港の立ち食いそばでいただくことになるのですが、このタイミングで食べられるとは。
メチャウマでした。(普通盛りで、とお願いしたらこの大盛り。でも完食) 船長、ご馳走様でした!!
ダイビングが1本で終了した日のお昼は、宮古島が本店の〈ダグズバーガー〉に行ってきました。カリフォルニアで弁護士をしているダグさんというアメリカの方が開いたお店だそうです。外に入店待ちの人も。賑わっています。
多良間島の多良間牛を使用して、値段も東京並みの高級バーガーですが、味も相応。
利益を適正に得て、ちゃんと島の畜産農家に還元しているそうですよ。
食後、市街地に向かってぶらぶら歩いていると、偶然にダグさんのステーキ専門店〈ダグズグリル〉の前を通りかかりました。
ワインボトルが並んでいたので(結局そこに惹かれる、泡盛もいいんだけど)、滞在最後の晩、伺ってみました。
こちらはまた沖縄の離島にいるとは思えない、緊張する雰囲気。(隣のテーブルは、島の人らしきオッチャン3名でしたが)
見よ、この潔い登場のしかた。自信があるんだな。
イチボだったか?すみません名称に詳しくありません。脂肪が少なくかみごたえと味わいのある赤身の部位です。
よく切れるナイフで、うすーくカットしながら、いただきました。
お会計も東京の一流店並みでしたが、シンプルな味付けと調理の技で、多良間牛の美味しさを堪能しました。
まだ開店して間もないからか、オーナーのダグさんみずからがホールでサービスしておられ、流暢な日本語で私たちにもカリフォルニアワインのことを話してくださいました。
「また来てくださいね」とダグさん。はい、また来たいです。
島に愛がないと、いくらアメリカ人でもここでビジネスできないと想像しますが、このような新しいお店が地元の食材を洗練させた料理を提供し、自分流のセンスと経営で、増えつつある観光客にも目をつけながら、最終的に島が潤う事に寄与しているなら、すんばらしいことですね。
一方、地元のご夫婦が長くやっている、宮古の食材だけにこだわって料理を出しているというお店。
ダイビングショップの女性スタッフが教えてくれた〈ぽうちゃたつや〉は完全予約制で、今回初めて10日前に電話予約して伺うことができました。
シークヮサーサワーは、香りがよくて美味しいわ〜と言っていたら、隣席の一人旅らしき女性もオーダーしてました。手前は島らっきょうの醤油味。
泡盛もグラスで次々と試します。
宮古島の外には流通しないという「豊年」という泡盛が、今回の私たちの発掘銘柄です。
「沖縄料理は、決しておいしいものではないよ」という考えの方にもおススメできるお店でした。
ダイビング半分中止になって、その予算が美味しいものにまわりました。
< つづく >
うん、たまにはこういうのもいいよね(旨そうなら私はそれで良い)。ラッキョウの醤油味とはいかがだったのかしら。甘酢のは、一つ食べるとそれでよくなっちゃうのだが。