サイゴン②
ホーチミン4日目。ベトナム戦争で米軍を嵌めるための残酷なトラップ(罠)の数々、そして逃れるための250kmものトンネルが保存されている、Cu Chi (クチ)の半日観光をしました。ツアー同行客は、マレーシアの男性カップル・イギリスの定年夫婦、そして新井さんと私、という面々。夫婦に間違われましたが、ちがいまーす!
これ以上写真は撮っていませんが、トンネルは大柄なアメリカ人が通れないよう、ベトナム人の体型に合わせて狭く細長く、暗く、道が分かれ迷ったら、と想像してパニックになるかと思いました。怖かった・・・
戦争はしちゃいけないな。
夜はギターフェスティバルのコンペティションの本選。が、帰りツアーの車が渋滞にはまって審査員の新井せんせい遅れるという事態に。
アジアでは審査員が来ない、ってあるらしいけど日本ではまず許されない状況ですね。とりあえず車中から電話だけはしましたが・・・
ここはベトナム、
帰着したときは、コンクールのファイナル開始から既に50分が過ぎており。
こっちも疲れていたもので腹を決め、Bun Cha ( ブン チャー)で腹ごしらえ。
その間コンクール会場では熱戦が繰り広げられていたようでした。
予選の時はそれほど感じなかった、本選はすごいレベルの高さでの闘いだったといいます。
私は遅れて最後の2名しか聴けなかったですが、しっかりファイナリストの若きギタリストとたちとの記念写真に入り込みました。(あら?新井せんせは?どこかで絞られてるのかなー)
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ホーチミン5日目。
午前中いっぱい、新井せんせいのマスタークラス。
マスタークラス、私も勉強になります。
お疲れさまでした。皆でランチへ。ドリンクは皆はマンゴースムージー。私、ビール。
午後は、ベンタイン市場へ女3人でショッピング。あまり買いものはしない派の私ですが、サンダルをカスタマイズしてくれるお店が市場内にあると聞いて行ってみました。
そこには、赤いカチューシャが印象的なおばあさんが仕事をしていました。
好みの組み合わせを選んだら、サンダル底に釘を打ちつけて、足に合わせてベルトを付けてくれます。
ありがとう、とお金を払うと、可愛らしい笑顔を返してくれたおばあさん。いくつになっても元気で、みんなが喜ぶ仕事を続けてほしいなと思いました。
これで15万ドン(約750円)。ベルトのデザインといい、ヒールの形といい、センスの良さが感じられます。もちろん履きやすい。
こじんまりしたホテルなのに、ヒルトンホテルさながら、ティータイムにロビーで現地アーティストによる民族楽器のライブが毎日行われています。お茶や軽食をとりながら聴けるのですが、これが結構楽しかった。がんばってるホーチミンのホテル。スタッフは英語完璧だし(私よりはできる、という意味です、笑)。
何度も通った道。(右が、会場の音楽院。)夜はまた、コンサートを聴きに。もちろん打ち上げまで。
明日は、北のハノイへ移動です。旅先というのに昼寝する暇もなく、毎晩イベントで睡眠不足続きです。
<つづく>
ハードかつ充実した遠征旅行。たまにはいいよね。睡眠不足は解消できますが、こんな(目にも耳にも舌にも足にも)素敵な時間は過ごしておかなければ人生の損。
戦争はいけません。