夏が来~れば…吹奏楽②
高校では、たくみな勧誘に負けてホルンに持ち替えることになった私。
大きいマウスピースから小さいマウスピースへの移行はその逆よりも難しいとされ、トロンボーンのせいで(いや、もともと?)唇が厚い私にホルンのマウスピースは小さすぎて本当は向かなかったのではと思います。高音が鳴らせず苦労しました・・・が、マーチの裏拍打ち(ンパンパ)を除けば、カッコいいパッセージはトロンボーンのときよりもだんぜん多く、楽しかったのも事実。

当時の写真あった。
というわけで、高校3年のときに演奏しホルンパートも大活躍だった、ドヴォルザークの「交響曲第8番」は以来、私にとっての交響曲ベスト3のひとつです。この経験で、大学に進学した時、吹奏楽部ではなくオーケストラ部に入ろうかとも迷ったくらいでした。
(ギターよ、いずこ)
当時擦り切れるほど聴き、のちに聴く時もこれでないと気持ちが悪い、ラファエル・クーベリック指揮の演奏がYouTube にありました、よかった。この作品は、ポンセデレオンよりはずっと知っている方も多いと思いますが、聴かれる場合は36分と長いのでお時間があるときにどうぞ。
よくもまぁ、そんなにレベルが高いわけでもない県立高校の吹奏楽部がこんな大曲を定期演奏会の曲目に取り上げたものだと今となっては思います、しかもたしか指揮者先生がご病気になられて代役・指導は素人OB。それなりの演奏で聴かされるほうも大変だったと思いますが、青春の思い出は、宝。結果より過程で、いいではないか。
今ギターを弾いている自分、大曲好きはこの頃からです。
当然吹奏楽ですから弦楽器パートはクラリネットやフルートが主に担当します。
この1楽章の印象的なメロディーはチェロですが、ユーフォニウムが吹いていましたね。純ちゃん(ああ、友達、懐かしい。)
この穏やかなメロディーが動画06:54あたりからトランペットによって別物のように鳴ってきます。超カッコいいー!私もこのメロディーをトランペットと一緒に高らかに吹いていました。
2楽章、3楽章もそれぞれに美しく味わい深いのですが、トランペットの輝かしいファンファーレのようなソロから始まる 4楽章(動画26:55~)が特に好きです。続く弦楽のメロディーもやはりユーフォニウムが演奏してました。たしか全体的にユーフォにとって美味しい曲だったけれど、オーボエもクラもどの楽器も魅力が引き出されていたと思いますが、がぜん私がフルートがカッコいいとイメージが変わったソロが(28:55)。あと、弦楽の裏で鳴っているフルートも妖精のような雰囲気を出していて素敵(32:05~32:35)。
名物ホルン吠えも、(28:42~)やったやった。
こんなに長くても、どの楽章もすばらしく、どの部分部分をとっても退屈しない魅力的なフレーズで紡がれた通称“ドボ8”、作曲家ってすごい!ドヴォルザークってすごい!と高校生当時のような稚拙さですみませんが、実感です(もうちょっと音楽やってる者らしい文にできないかね←自分にツッコミ)。
忙しくやる事たまっている時ほど、それらを後回しにしてこんないつでもいいようなブログを書くのに時間をさいてしまうのは、何故だろう。さ、仕事します。
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