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2018-10-18

録音練習の成果

先日のコンサートの自分の演奏を後で聴いてみての感想は、新曲を短い練習期間(2ヶ月弱)で仕上げたにしてはまあまあかな、というところです。

2ヶ月とは人にもよりますが、初めて聴く現代曲でも素晴らしく仕上げて演奏しちゃう人もいれば、どんな作品でも必ず1年は弾き込んでから初めて舞台に上げるという人もいて、よほど演奏機会がしょっ中あるギタリストでない限り後者が普通じゃないのかな。という気がします。

私もあの「タンゴアンスカイ」を演奏活動を始めたばかりの頃、調子に乗ってたった2ヶ月の練習で(無料コンサートだったとはいえ)弾いてしまい、無惨に大コケしたことがあります。

ま、今回はそこまでの難曲ではなかったにしろ、やはり弾いてる期間が短いというだけで不安要因の一つになりうるのは否めません。

それでせめて録音練習を繰り返してきたのは結果良かったと思います。レコーダーが目の前にあるだけで緊張感を持てるのもよいです。緊張感がないと、他のことを考えながら弾いていたり何も考えていないという事もよくあるので、目的のない練習となり時間だけはたくさん弾いた気になって結果にはつながりづらいと思います。

以上のようなことは、既に以前から人が本に書いたり話したりしており、私も読んだり聞いたりしてはいるのだけど、人間ってのは本当に自分にそれが必要ということを自分で実感しないと、行動に移さないものですね。困ったことに。。(少なくとも私はそのタイプ)

 

さて前回書いた通り、気持ちを落ち着ける間もなくバタバタの中で始まった本番。制御できなかった指が余計な弦に当たって雑音が入ったり逆に音が欠けてしまった箇所も。

それでもヘンじゃないのはテンポ感が最後まで崩れてなかったことと、上のようなミスタッチが決して流れを乱しているわけではなかったことだと思います。

録音で客観的に聴きながら練習の中で気をつけてきたことはその通りにできているというのは本番中弾きながら感じてもいました。そうすると自分の中で「大丈夫」という気持ちが生まれ、まずヒドイことにはなりません。

私にとって録音練習が良いというのは確信に変わりつつあります。

弾きながら自己客観視できる人(自分の感覚と客観に乖離がない人)は、ここまでする必要はないのかもしれません。

というわけで、もうすぐベトナムで弾く予定の「ファンダンゴと変奏」。これも夏に弾いた時はデュオ優先であまり録音チェックやらなかったのでちょっとマズかった。これから急いで見直し、間に合うかなー・・・

 

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