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2019-04-22

ピアノ譜と突き合わせ

最近アルベニス作品をレッスンしたり自分でも弾いたりしています。他楽器からの編曲もの、とくにアルベニス作品はオリジナルがピアノですがギターに移すのにとても相性が良いといわれるため、ギター編曲版がやたらと多く存在しています。そこでどの楽譜を選ぶかが最初の問題となります。

私も最初は発表会用曲集に収められているのをそのまま何の疑問もなしに弾いていて、先生が音やリズムを訂正してくれたりしていました。

そのうちに、一流のギタリストがカッコいい編曲で弾いているのをCDで聴いて、その編曲が出版されていればそれを買ってきて、頑張って練習するのですが、、、結構、難しかったりする。

なので、カッコいいと思った部分の原曲版(ピアノ譜)はどうなっているんだろう?と自分の目で比べてみます。その上で、音を減らしたり加えたりして弾き易さとカッコよさの落としどころを自分なりに探る。

たとえば 『セビーリャ』、いきなり難曲が例ですみませんがギター弾く方ならわかっていただけるかと…

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▲ピアノ譜

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▲ギター譜

ギターならば、49小節3拍目から50小節目頭の和音にかけてラスゲアードで「ジャンジャカ、ジャン!」と派手に鳴らしたいな~、とか、

 

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17小節目、ピアノ譜は音程が変わっていないが、途中から急にオクターブ上に移るジョンの録音カッコよかったな~、とか、、、

ギター演奏上の物理的な理由から音を減らすだけでなく、ギター的な粋が加えられたアレンジは、原曲をよりスペイン(アンダルシア)的に、より魅力的にしていると思います。

私はピアノが弾けませんが、ギター版を弾きながらピアノ譜を目で追っていくと、音の構造に気付きがたくさん出てきます。こうしてきっとアレンジ力の高い人は自分の版を作っていくのでしょうけど、私は人の編曲や演奏を参考にしながら一番お気に入りの版をちょこっと変えるだけ。。

あと雰囲気をつかむためにオリジナル楽器の演奏を聴くことも大切ですネ。昨年『カディス』をデュオで演奏するのによく聴いたのはアリシア・デ・ラローチャのピアノ演奏でした。

ギターを弾き始めた頃は『アストゥリアス』なんて皆が憧れますが、長くやっているとアルベニスは弾くのも聴くのも飽きてしまうんですが、最近懐かしさも手伝ってか、しばらくぶりにちょっとマイブーム。

 


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