ギターの,とある小説について
今日、仕事柄たくさん本を読むという生徒さんとの会話が面白かったので。
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普段は本を読むのが仕事でそれ関連のばかりだが、たまには小説でも と「マチネの終わりに」を読んでみた。
ところがなかなか面白くならない。いつ面白くなるのかナー…と100ページまで頑張ってみたが、まだ面白くならない。
話の中で出てくる、曲がバッハ。でも本来ギターって、ポルトガルあたりの酒場でギターかき鳴らしてるオジサンの方が感動したりするじゃないですか…
私:そうですネ、ラテンのギター魅力ですが、そっち系じゃない設定なんですね。
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ギターをお弾きの方なら、タイトルくらいはどこかでお聞きになってる方も多いと思います。芥川賞作家 平野啓一郎氏のわりと最近の作品です。
私は、知ってますけどまだ読んでいません。
でもその生徒さんの話を聞いて興味が湧き、さっきアマゾンのレビューを見てみました。
それがまた、意見さまざまで(もちろんネット上ということで全てそのまま受け取ってはいけないのでしょうけれど)レビュー、読んでいるだけで面白く、先の生徒さんの話とも合わせるとだいたいどんな感じか掴めるようです。
・・・世界的に活躍する日本の“天才”ギタリストと、6ヶ国話せる日本女性ジャーナリストの恋、かぁ。
現実離れしとるなぁ…。美化、とも言う。
そこへ映画化もある、というので映画の公式サイトも見てみたら↓↓
https://matinee-movie.jp
ウーン、、これは…、悪いが観る気になれない。私からみたらもう俳優陣からして現実離れもいいところで、むしろ見ているだけで、なんだか、こっぱずかしい!…
実際映画のギターは誰が弾いているのかという興味はあります。原作の平野氏と繋がりのあるクラシックギター界の重鎮F氏でしょうか。
まさか、クラギを急遽練習したという福山氏本人の演奏だったら、おーさすが!と言うしかないですが…
と思ったらやはりF氏でしたね。
本は、まだ買って読もうと言う気になりません、
違うだろー、っていうのが、読んだジャーナリズムに携わっている側の感覚らしい。じゃ私はギタリスト側として、そう思っちゃいそうだから。
もし読む機会があれば必ずや感想をアップしますが…
ある職業を扱うとなると小説家さんも大変ですね。。
ちなみに平野氏の小説は過去、高瀬川、という単行本を読んだことはあります。
うーむ、ここまで書かれると、作品を読む気にはならんが、真澄ちゃんの書評は読みたくなってしまった。