夏の終わりのきらめき
新潟県の佐渡島にダイビングに行ってきました。
天気予報は、私たちが潜る2日間のみ、雨マーク。
しかも全国予報で新潟のみに、雨マーク。
これほど雨にピンポイント的に歓迎されるとはねぇ。。
ところが行ってみると、天気とは裏腹に、私の軽い失望とも裏腹に、波もなく穏やか(←ダイビングは天気よりこれが重要)、潜ってみると現地ガイドさんをしてここまではなかなかないと言わしめるほどの透明度。
結果的に、沖縄 宮古島にも負けない海のきれいさ、面白さ、魚の多さで期待を超える感動体験でした。
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出発は午前10時。関越道を300キロ走ると新潟です。
車検戻りの愛車フィアット500、快調な走りで午後4時前には新潟港に隣接のホテルにチェックイン。
翌朝4時半に起床してチェックアウト後、車を港の駐車場に停め置き、ダイビング器材を持って6時出航の佐渡汽船フェリーに乗船。
朝食に買った船内の売店で売っているおにぎり、一口食べて、ウマイっ!・・さすがは米どころだけある、と思う。
朝8:30、佐渡 両津港着。ダイビングショップの車が迎えに来ていて、さっそくポイントへ移動です。
沖縄の島では、港からポイントへはショップ所有のダイビングボートで20~30分の海上移動をしますが、こちらでは陸地を車で移動し、着いた先で地元の漁師さんが操縦する漁船に乗せてもらう方式。そのためポイントまではボートでほんの3~5分と、船酔いしがちな私もこれなら酔い止め薬を飲まずとも平気。
1日目は島の北側、北小浦にて3本潜水。
私たちにとって初日本海ダイブで初沈船、そして初のコブダイ遭遇です。
海の中は、25〜26℃あり暖か。超快適。
コブダイたちは、ダイバーは優しいことを知っているのか非常に人懐こく、近寄ってきては視線を投げかけていきます。
沈船は魚たちの住処になっていて、まるでお屋敷とガーデンといった風情。この時透明度は沖縄並みの25mレベル。
2日目は南の地形ポイントへ連れて行ってもらえるということで、地形派の私は期待大。相変わらず予報に忠実な雨天ですが、海面は湖のように凪いでいて大変穏やか。
洞窟を抜けるとスズメダイやアジの大群。
ドロップオフといわれる断崖絶壁が海底深く落ち込んでいるところで、スズメダイの大フィーバーに遭う。360℃どこを向いても魚だらけ、群れにまみれていると自分もその一部になったように、自分が見たいように身体を操れている。
何でもそうかもしれないけれど、できることが増えると今まで見えなかった景色が見えるようになる。
人は何年生きたぶん慣れるばかりじゃなく幾つになっても感動していたい、そういう生き方をしたいと思う。きっとそれが旅好き(今はダイビングという形をとっている)の究極の目的なんだと思います。
2日目2本のダイブを終えて、16時のフェリーで佐渡島を後にした写真がこちら。雨は上がって、、
翌日は見事なドライブ日和。収穫をまもなく迎える稲田がどこまでも金色に輝いていたのを後に、東京へ戻りました。
つぎ来島するときは、やっぱり晴れることを望みますが、あれで更に太陽光が降り注いでいたらもう死んでもいい、と思うかも。
南国の海に劣らない佐渡の海、素晴らしかった。また行きます。あぁ来年まで待てないな〜・・(ウェットスーツで潜れる時期に、普通のタイヤで運転して行くことができるのが条件なので限られます)
そしてお魚とお米と日本酒が美味しかったことも、書き添えておきます。
この夏最後に最高のきらめきを放ったできごとでした。
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