独りごと調にて
夫がフェイスブックに、夕方ベランダでワインを一緒に飲んでいる写真を投稿しながらも「喧嘩した。」と投稿。そりゃみんな、おもしろがるよね。「コロナだからストレス溜まっても仕方ない」「在宅あるあるですよ。」などというコメントに夫は、私が気が強いんだと言わんばかりの反応。それじゃいかにも気難しいカミサンじゃないか。ずるいなぁ(私はアカウントを持ってはいるが夫の投稿に一々書き込んだりはしない)。
理由は在宅うんぬんとかそんなことじゃないんだよね。コロナ以前からずっと夫は在宅だし。毎日一緒、は最初こそ戸惑ったけど、そのうちペースを掴んで平気になった。
コロナ以降違うのは、外に飲みに行く機会がなくなって完全3度家での食事。作るのみならず、何を食べるか?を考えることすら私に丸投げなのがわかる。毎日、ですぞ。といってもこういう家庭は今多いと思いますが、それに輪をかける理由は、我が家の場合:
近年、記憶力が悪くなった夫にガッカリしている私は、せめて朝食を毎日作って脳の活性化をしたら、認知症予防に。と勧めた。が、米の研ぎ方すら知らないレベルに加え記憶力が悪くなってるから、同じ事を何度も聞かれると子供じゃないのに、とつい責める口調に。夫はやはりフェイスブックに書き、何もできなかった旦那様が喜々として買い物から料理までするようになったという女性のコメントを受けて、自分もと近所の「男の料理教室」を探し出し、新年度から通う予定だった。がコロナでまだ一度も行けていない。
今までどうしてきたのかと思う、基本的なパソコン操作も。小学生の男の子がいるみたいだ。しかも小学生なら一度聞けば覚えて成長するだろうが、毎回同じ事を平気で聞く。
10年前、おじいさんと結婚したつもりはないが、今、年の差婚とはこういうことかと思う。まあ、初めのこの10年とても充実してたし、感謝してるし、老いは誰もが。飼い猫を放棄しちゃいけないのと一緒で、これからどうなろうと最後まで責任持って面倒見るつもりではいる。しかし、がっかりとか哀しいという想いは、ごく自然にわき出る気持ち。憎くて怒っているのではない。がっかりなんだよ~・・っ
と、面と向かって言えるので、まだまだ悲壮感はありません。
「終の部屋」と呼んでいる、あまり使っていなかった部屋がオンラインレッスン以降レッスン部屋となり、窓辺に背もたれのある椅子を持ってきたら、演奏椅子がオットマンみたいになって快適な読書スペースが出来上がった。完全にマイルーム化しています。
「ペスト」はまだ10ページ。やや目標よりペース遅れ気味ですが仕方ないですね。知らない単語はいちいち調べていたら進まないのでなるべく辞書を引かずに、とは思うのですが、「何だっけ!」という語は、忘れているだけなので思い出せなければ調べずにいられません。パンデミック下というモチベーションはたしかに生きる。錆を落としつつ、読み進めていけたらと思います。
あらーそんなことを書かれていたのね、と、夫様の投稿を探してみたけれど(真澄ちゃんがタグられていると、私のところでも見られる)、見当たらない。それでは名前から探してみようかなと思っても、失礼ながら名前が思い出せない。正隆?いや、それはユーミンの旦那。
博士号を受け持って下さった教授が近くにお住まいなのだが、当然のことながら非常に頭も記憶力も良い。今お年65歳と思うが、数年前に道ですれ違った折に、そのことを褒めたら、「若い時は確かに非常に良かったが、今は落ちましたよ」と。謙遜というより、当時は本当に素晴らしかったのにと、御本人は少しがっかりなさっているのかも。
よく話題に出すうちの大学教授の叔父は、奥様が少し年が離れているのかな?まあ、義叔母ですが、「夫は、以前はこれこれこんな風に万能だったのに」と、時折残念そうにこぼす。
元の能力が高いからこそ、比較の対象も高いのかも知れない。
ちなみに、以前にも屡々述べたが、(一般の)子供の記憶力は決して良いとは思わない。収納場所は広いかな。大人は、理解力が発達しているのが強み。大人と子供では同じ学び方はしない。大人には大人に合った学び方があるのかも。
(ま、子供が相手でも大人が相手でも、最終兵器は忍耐力、ブツブツ)。
私、ペストをフランス語で読んだことはないかも知れないわ。急に認識。頑張れ真澄〜!!!