八ヶ岳縦走〜♪
登山2年目の夏。暑がりなので昨年は8月〜9月半ばまで山に行かなかった。そしたら階段を下れないほどの5日間もの筋肉痛に見舞われたので今年は目標を作りました。初アルプス、初富士山登頂、は実行済み。もう一つやりたかったのが、八ヶ岳縦走。
仕事と天気予報をにらにらしながら、日が短くなり始めて、諦めかけていた8月最後の週、チャンスがやって来ました。
といっても0時台に家を出発、登山口に3時に着いたら雨が降り出す。トレッキング傘が役に立つのはいいけれど、傘差しでの暗闇登山2時間は、道迷いすることはなくても精神的に参りました。
やっと夜が明け最初の山頂(編笠山)に立つも、思いっきり霧で真っ白、眺望なし。
日選び失敗したかと思いながら、石の上を滑らないよう気をつけながら下り、次の山へ登り始める。するとなんと富士山頂が雲間から現れるではないか。俄然元気が出てきて、ギボシを経て権現岳へ。
ここで、買ったばかりのヘルメット装着。ここからです、八ヶ岳のハイライト。
岩場、鎖場、ハシゴ、次々と現れるけれど怖くない。むしろ初めて見る南八ヶ岳の連なる峰々と、遠く見える南アルプス、中央アルプスと御嶽山、北アルプスに心が踊って。
奥多摩のようにスピードは出せないので、距離と標高だけから判断して作った登山計画からは遅れる一方。でも二箇所ピークをピストンするのを省けばなんとかなるだろうと算段しながら、慎重に進みます。
八ヶ岳の主峰、赤岳には、カッコよくて感動。
両手を使って岩を掴みながら、しんどいながらも景色を楽しんで登っています
頂上、居合わせた方に撮ってもらえました。
ご飯ものはいまいち喉を通らず。ブドウ、フルーツゼリー、凍らせたアクエリアス、…が最高
この先は下り基調とはいえ、まだまだぜんぜん登ります。
横岳(3峰)、硫黄岳、根石岳、天狗岳・・・。
ここまで最高の稜線歩きでしたが、この先またガスで真っ白になり、苦しい登り返しの修行と化します。
夏沢峠の先、
途中で晴れ間もあったりしましたが、とにかく天候が変わりやすい。まぁ、この時期平地でもそうでしたが。
こういう石だらけの急な下山道はスピードも出せなくてもう12時間くらい歩いている身には拷問…
17時半、まだ日が高いうちに麦草峠(車やバイクでは何度か通ったビーナスライン)に到達することができました。が、翌日予定していた行程(縞枯山〜蓼科山)の残りパートは、天候予報不良と膝痛(半月板とかでなく、どこかでぶつけた打撲痛)とでギブアップすることに。
八ヶ岳全山縦走はトレランの人がやることだとよく分かった。だって彼らここまで半分のつもりで来るんだってさ。それくらいこの先の蓼科山はラスボスなんだとか。ハイカーの私、1日でここまで来れただけで十分でしょ。
疲れたので、風呂あり、個室ありのヒュッテ、ありがたやー!
ということで、今回省略した阿弥陀岳と西天狗岳、そして蓼科山にはまた、計画を組み立てて来たいと思います!
翌日はまた雨。白駒池のあたりを散策後、路線バス、JR中央本線、タクシーを乗り継いで約2時間かけて観音平駐車場に戻ってきました。
往復の高速&ガソリン代も含めると、交通費もすごいことに。それでも初めての場所を歩くことはほんとうに楽しい❗️
タクシーの運転手さんに、昨日未明から縦走して麦草から戻ってきました、と話すと、ガイドさんですか?!と聞かれました(笑)
今回の3D軌跡 ↓↓
八ヶ岳に行けて良かったですね。それにしてもすごいです!!全山縦走のご予定だったとは驚きましたが、出来ちゃいそうですね。
私は美濃戸口から赤岳〜横岳〜硫黄岳縦走で赤岳鉱泉泊が定番コースです。阿弥陀岳も良かったです!
蓼科山、美ヶ原、霧ヶ峰はセットで行けてお得♪
次はどこへ行かれるのか、楽しみにしています。