雪山とビールとラーメン
レッスンのない月曜日、晴れ予報。家にはイエネコ生活中のオット。山へ行くっきゃない。オットの朝昼の食事をメモ書きで指示しておく。
先週の雪のあとの晴れで、日曜日は丹沢の塔ノ岳なんかはすごい混雑だったようで、私はできるだけ人が少なそうなところへ行きたいです。
で、またおくたま。
中央線のグリーン車の無料期間もいよいよ終わるので最後にそれに乗って、というのもあり。奥多摩の美味しいクラフトビール目的もあり。
前の晩ちょっと飲み過ぎたか、早起きはつらい(片道4時間)でも行かなきゃ、、って本当よくやるよなぁと自分でも思う。
それでも駅に着けばシャキーンとし、奥多摩湖の峰谷橋でバスを降り、登り始めて振り返るとやっぱり来てよかったー、と思う。
奥多摩には尾根上にこんな無名のピークがたくさんあるので、私の登頂山数ももうすぐ500に到達です。
赤指尾根というところ↓
シカさんのトレース。
石尾根に出るまで、人の足跡はほぼなく、ラッセルまではいかないまでも足を取られてペースダウン、超ツラい…
本当は雪道を楽しむためにきたはずなのに、これではまるで富士登山トレーニング。
昨年よりパワーアップしてるかどうか、夏に富士山と八ヶ岳全山、再挑戦しようか頭をふとよぎる…
石尾根縦走路に出る。鹿はいても、人と会いません。
少し雪が深くなりました。
折り重なる稜線が素敵なお気に入りの場所です。
先日登った雁ヶ腹摺山は右の方の…かな。
鷹ノ巣山から樫ノ木尾根を倉戸口に下山。
こちらの道は歩かれ圧雪されている。
ちなみに、下山中、頭の中はクラフトビール。
ビール、ビール、と細いトラバースにも気をつけながら小走りで駆け下りました。
15時半のバスに乗れば、間に合うのです。乗れなければ、、青梅駅で途中下車して青梅麦酒に行く手もある、と考えながら走る。
無事間に合いました。駅すぐ近くの工房で作られているクラフトビール、本当に美味しいのです。南国のフルーツの香り。
今日の雪上トレーニングの辛さも報われました。サクッと飲んで、16:06の電車へ。
本日の距離は20km、標高差1,800m。雪によるバテで山であまり食糧が喉を通らなかったので、帰りの電車は腹ペコ。でもグリーン車に乗れたので自宅最寄り駅までがまん。
最近発見した駅の小さなラーメン屋さん。和食職人さんが作っておりとても美味しいのです。それなのに並ばず入れるのも◎
雪山登山とビールとラーメンで最高の一日になりました。
奥多摩あたりの軌跡が網の目状につながってきました。
雪の後ビ-ル、ううむ。寒い。
雪の後ラ-麺、ううむ、温まる。
とはいえ、分かるなあ。今は飲まないが、体を動かした後の一口。か、二口か三口。最高だよね。寒かった後の腹ぺこラーメン、腸に染み入るよね。
生きるために食べる、と言う人がいる。食べるために生きる、と言う人がいる。私は断然後者なのだ。
鹿、見えたよ。