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2019-12-15

工房見学

ベトナムでご一緒したご縁で、製作家の桜井さんに、狭山市にあるギター工房を案内していただきました。

ギター工房といっても、個人製作家の工房は今まで2ヶ所お邪魔させていただいたことがありますが、こちらは会社組織で主な工程を機械化し、年間何十本ものギターを製作している大規模な工房です。

やはり一緒にベトナムへ行った仲間たちと見学しました。
下はその時撮った写真のほんの一部です。

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乾燥過程のネック

良いギターを作るには、良い材料(木材)であることが一番大事ということで、利益が出ればまず良い材料の調達資金にまわす。
それをしなければいつか会社は終わってしまう。
木材は何年もかけて乾燥させ、順繰りに製作工程に乗せていくわけで、当然後継者に引き継いでいかなくてはなりません。

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超貴重なハカランダ

接着、磨き、塗装、ブリッジなどの細かい部品は人の手による作業が欠かせないそうで、10名ほどいるスタッフさんたちがあちこちの部屋に散らばって仕事されていました。

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最後に、桜井ギターの最高級モデルであるRF、出荷前のものを試奏させていただきました。

とりわけまろやかな艶のある高音、それに音量や全音域のバランスが魅力で弾き易さもあり、弾くのが楽しかったです。

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TV番組で放映された、桜井さん出演のギター製作DVD(サイン入り)を頂戴しました。

 

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コメント4件

  • Miou Kitamura より:

    へええ、年間何十本で大規模なのか。職人の世界だねえ。(でも、大量生産のギターというのも、当然あるんだよね。)
    手作りの過程が欠かせないとすると、一本一本に特徴が出てくるということかな。
    ところで、後継者の問題は?

    • masuminn より:

      百本以上とは言ってたかもしれない。1ロット25本だったかな。もちろん大メーカーの大量生産とは違う。
      個人製作家だと年間数本だから、それにくらべれば大きな違いだよね。
      そう手工ギターは一本として同じものはなく、その違いはやはり材料なんだって。木はみな、部位、木目が違うから。いい木でも節があると途中で曲がりくねってきたりして使いものにならなくなる。
      それに、出来上がって初めて、売り物にならないB級品だと分かったり、とにかく出来上がって音を出してみるまでその個性はわからないと。
      だから、ギター製作家なんてやるもんじゃないともおっしゃる。
      後継者はね、桜井さんの前に河野さんという偉大な方がおられ(そもそも桜井ギターの前身は河野ギターだった)、河野さんのお孫さんが育ってきているそう。3枚目の写真に写りこんでいる方がその方なんだけど。

  • Miou Kitamura より:

    ますます職人。ちなみに、最初にギターを製作した日本人て、何者だったのかね。桶作り職人とか。。。

    • masuminn より:

      桶・・・に笑った。風呂桶じゃなく醤油なんかの熟成用のことだよね?曲線があるから応用が効いたとか?すごい想像力だね!
      わからないけど、アルさんは家具職人からギター製作に入った方、ということは知っている。

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