六甲全山縦走、完走しました。
六甲全山、コース取りにより長短はあるようですが、私の場合47km、累積獲得標高3584mとなり、これまでのロングハイクのベスト3に入る感じです。地理的には、こんな感じ↓
新幹線より安く早く、スカイマーク航空便であっという間に神戸着、ポートライナーで三ノ宮に向かう途中、正面に長大な六甲山脈が見えたときは、うっわー、歩き切れるかな〜と思いましたねー。
それでも最近は山へ行くと毎度25km〜40km、累積標高も2500mくらい歩いているので大丈夫かなと。ネットでは最難関の縦走と書かれていたりするけれど11月に踏破した丹沢→高尾より難易度は少し下がるはず。
初日は神戸に着いたその足で摩耶山、シェール槍、新穂高あたりを軽くハイキング。暑い日で、泊まり道具も背負っていたので調子あがらず、翌日六甲縦走ができるかちょっと不安になりました。
決行当日は曇り。風が強く寒いくらいで良し。荷物はレインウェアの上と、モバイルバッテリー、ヘッドライトと予備電池。水800ml、エナジーパワー的なゼリー飲料2個。パン3個と最中1個。飴、ドライフルーツ、ナッツ…。軽いです。道中、トイレと自販機は困らないらしいので。
三ノ宮駅近くに宿を取って拠点とし(万が一途中棄権して山から降りて来ても便利)翌朝、縦走始点の塩屋駅へ向かいます。
長い長い1日を、写真で感じてもらえるでしょうか。
地元の方々が登ってきてラジオ体操していたりします。
お隣鉢伏山にさくっとピーク取りにピストン。
まだまだ初っ端の元気な頃。そのうち疲れと共に、自撮りどころかだんだん写真を撮らなくなってきます。
ご覧のように山と山の間に市街地があるので、住宅街を縫って歩いたりもします。
髪に手拭い巻いて、半パンにタイツ、トレランシューズですぐ分かるのでしょう、市街地を朝の散歩中のご年配の男性から「宝塚まで?」と聞かれるんです。「はい。」と答えて、何時頃?と聞かれるのでその時のペースからアプリの到着予測が18時頃と出ていたのでそれを伝えると、「そんなに早く? 私はねえ、60才から始めて何回も行ったけど、朝5時スタートで一番速い時で宝塚には19時だった。」とおっしゃる。
この会話が後々、長い長い道ををひとり歩きながら、その時のペースと照らし合わせて何度もリフレインすることになるのでした。
孤高の人のモデルになった実在の登山家、加藤文太郎の名が掲げられていました。
アップダウンを繰り返しながら山頂に着くたび振り返って、通ってきた道を撮ります。
電車に20分も乗って西へ移動してきたのだから、三ノ宮はまだずーっと先です。
ここでパン1個とドライフルーツを補給。
加藤文太郎は甘納豆を愛用していたけど。
岩が露出した道が見えてきた。
通過にちょっとスリルあります。
荒々しい岩肌にミツバツツジが美しかった。
景色に見とれていると後ろから人の声が。
トレランの二人組で、再び市街地に入った時サァーッと抜かれていきました。
私はロード(舗装路)で走ると後半下りで膝が痛くなる事があるので要注意なんです。
でも、走れるところは走らないと日付が変わってしまうので、慎重に。
でもまだ新しいサロモンのシューズはクッションが効いて調子いいです。
随分と山々を超えて来たけど、まだ半分来てないのです。
そういう時は、今まで歩いた最長のロングハイクのことを思い出しながら自分を鼓舞。冬の箱根外輪山周回では16時半に日没後もまだ暗闇の山へ突っ込んでいき、ヘッドライト頼りに数時間歩くという経験をしました。それより2時間も日が長いんだから気持ちに余裕は出ます。
高取山には大きな神社があります。ここからまた市街地に下りるのですが、前を誰か普通の格好をした人がスタスタ降りていってる。
抜かせてもらう時ご挨拶すると、結構な年齢の女性でした…あの軽やかな足取り、凄いと思いました。山が日常にあるってこういう事…。
さて、しばらく市街地を歩き鵯越駅(ここからスタートして宝塚駅まで行く人も多い)に着いた時にも、すれ違った地元の方からご苦労だねえ、と声かけられました。市街地にも要所要所に「全山縦走路」の案内板が設置されているくらいですから。ただしこれを見逃すと間違えて時間ロスする羽目に。私も一度間違えました。ほんと長距離は、5分10分も無駄にしたくないんです。ただ道を間違えたことで激安の自販機を見つけ90円で水を買えたからヨシとします笑。
ここの登りが皆さん辛いと言いますがまだスタートして4時間、私にはいつもの範疇。とはいえ、完走できるとはこの頃まだ確信を持てていません。
初めに登った山が小さく見え、だいぶ来ましたがまだここでも半分来ていません。
ここも眺めが素晴らしい山頂。ですが全く人に会いません。ま、平日だしね。
スタート地点がどんどん遠くなっていく。
また下って再度登って、

ふたたびさん。11:51
この正面が、ちょうど三ノ宮あたりでしょうか。つまりその先、海に突き出してポートアイランド、神戸空港があります。 スタートして約6時間経過。もうすぐ半分かな。
地図アプリで確認する度、ペースもチェックするのですが標準コースタイムに対し、0.5〜0.6と示される。平坦な木の根っこなどない躓きようがないところでは思いっきり走るので0.4とか。
ただ、私はピークハンターなので地図見てここも寄れそう、と本来の縦走路から外れてピーク取りに行ったりする。
そのせいで、地蔵谷(地獄谷ではない)という渡渉があるルートを歩かなければならなくなった。
つい踏み跡を辿ったら違う道に出たりして少し迷ったりして時間ロス。ルートを探している時、そこへ突然小6くらいの男の子たち4人が現れて掬星台への道を聞かれる。
私が行く方向なので私がルートファインディングして確信を持ててから、こっちに進んでね、とその子たちに先行して一人で進む。だって彼らスニーカーだし、新神戸駅から来たのかな。
ただ私も進んでいくにつれ、このルート、結構難しいかもしれないと思った。彼らスマホ持ってたけど登山地図アプリじゃなくてきっとGoogleマップでしょう…そこには登山道は示されないから。
でも一緒にいたら時間食って私は途中で全縦をリタイアしなければいけなかったに違いない。ニュースになってないから(わからんけど)多分遭難はしてないのではないか?
しかも掬星台って高尾山山頂のような観光地みたいな所で、ロープウェイもあって容易く下山できるのだがその日は定休日。掬星台にも誰ひとりいませんでした。となると山道を歩いて下るしかないんだが、彼らの冒険が無事であったことを祈るばかり。
さて私もアプリの到着予測が20時台と、どんどん遅れてきていて、明るいうちに距離を稼ぎたいので焦っている。朝会った男性が、18時到着を早いと言っていたのが、その通りだと今分かる。
そこで余計なグレーピーク稼ぎをやめ、距離長いけどこっちの方が眺め良さそうだし…と予定していた道も短距離の方(本来の縦走路)に変更して、少しずつ時間を巻いていくことができ、
ハイ、写真を撮る間も惜しんで歩いてきたので山頂標識だいぶ端折りましたが六甲山最高峰(931m)にようやく着きました。
この辺りではもう完走を確信。足の調子も痛みなど無く変わらず良い。
ただ18:25の日没が気になっているのでささーと通過します。
とはいえ13km。下山まであと2時間半くらいかと計算。
3時間ひたすら下り続ける下山(鳳凰三山の薬師岳から)とかもっと長い甲斐駒の黒戸尾根とか、いろいろ大変だった下山(農鳥岳からの大門沢)があったから、大丈夫。
とにかくコケたりしないよう気をつけてと言い聞かせる。
ただしもう終盤に来たと言っていいだろう。
走りやすい下り基調の道なので、どんどん到着予測時刻が巻けてゆく。
宝塚もなかなかの高級住宅街。お犬をお散歩させてる方がいたりして。そこを全山縦走終えてくたびれて下りてくるんですが、このキラッキラ✨には元気を貰いますね。
朝お会いした男性が言った時間ですね…
宝塚歌劇場のあるところですよー。
宝塚駅から三ノ宮駅まで電車で戻るのですがまぁその揺られている間こんな距離を自分の足で移動したのか、と思い感慨深くなりました。
なんでこんなことやってるかっていうと、単に楽しいからなので、また見つけてはやると思います。
翌3日目は、王道コースであるらしい芦屋川〜有馬温泉を歩きたかったのですが、睡眠不足で早起きする気がせず、取り止め。足のダメージは少なかったのですが、塩屋で海と坂の街を散歩してカレー食べて、神戸どうぶつ王国に寄って帰って来ました。
最後までお付き合いいただきまことに有難うございました。
























































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