2021-05-26
縁で生かされてる
夫が工務店経営していた頃のスタッフの方が、社を離れるということで、我が家へ挨拶に立ち寄られました。
夫が30代で自分の会社を立ち上げてから、本来の注文住宅の設計施工ができるようになるまで、請負とかやりながら、何年もかかったそうです。ある時から、優秀なスタッフが入り出して。その頃のお一人。
私が知っているのはそれよりも後で、既に20〜30代の若いスタッフさん達や自社育成の若い大工さん達がバリバリと立派に家を建てている時。私も会社は何ヵ所か勤めましたが、見たことのないような活き活きした世界でした。日本各地の名建築を訪ねる社員旅行があったり、産休3回も取った女性スタッフさんがいたり、夕方になると毎日のように現場から戻った大工さんが道具を手入れしながら漫才さながら笑いを取っていたり…。
人の縁が紡がれ、一緒に仕事をした年月を経ては、離れて違う方向へと、人はまたそれぞれ歩んで行くのですけど、一緒だった時代がお互いにとってかけがえのないことだった、というのが今回お話を聞いていて伝わってきました。
私はほんの一部分しか知らないわけですが、去る人に新天地でもうまくいってほしいと願い、一方で夫は、つくづくこれまで人の縁に恵まれてきたのだなーと、ちょっと泣けてきました。
私も今あるご縁を、大切に大切に、していかなければ。
タグ: うちのダンナさん
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コメント2件
不思議なのは、初めからではなく石の上にも三年(よりもっと)踏ん張ってようやくまわり出すというところかなぁ。信用を築くのも経験を積むのも時間がかかるから当然か。
優秀な側近(失礼)を集めるのも、育てるのも、武将の能力。そして、お互いのバランスがとれていれば、縁はつながっていくものなのでしょうね。真澄ちゃんの周りも絶対そうだと思うよ。