2020-06-22
しんみり父の日
父から連絡があり、お正月以来の実家へ。ちょうど父の日でもあり県外移動も解禁になったし。。でも話ってなんだろう、とちょっと気重で向かう私。
渡されたのは、父の持ち物。コーヒーメーカー、戦没した祖父の形見の尺八、父の現役時代のトロンボーンのマウスピース、それから私も初めて見る父の少年時代の絵日記。
・・その絵日記がもう味がありすぎて、、
中学一年ということは終戦数年後・・
佐賀の田んぼ広がる筑紫平野での、男ばかり5人兄弟の末っ子だった父の夏休みが綴られていました。
私も子供の頃に行ったことがあるので、田舎の雰囲気を懐かしく思い出しました。
野球したり泳いだり、元気な田舎の子らしく夏休みを満喫しているのが伝わってきて(ちょっと涙)。
やっと夏休み終盤になって宿題の工作を始めるとか、如何にも。でも手先が器用な父は2日で飛行機を作り上げたようです。さっそく友達と飛ばして遊んじゃってるけど壊れなかったのかな。
夏休みの期間一日も欠かさず絵日記は付けられていて、最終日は新学期の勉強への意欲で締められていました。父の、きらめきに満ち溢れていた時代を感じます。
今、私にこれらの物を託されたことに一抹の寂しさを覚えずにはいられませんが、まあ父は貧乏だったけど幸せだったよな…と思います。でもまだもうちょっと元気でいてほしい。
それにしても、江戸時代のものだという尺八を、どうしたものか。まずは鑑定か…。トロンボーンのマウスピースはペーパーウエイトだな。
タグ: 佐藤家
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すごい、宝物だね。素晴らしい絵日記だ。
私は父の少年時代を知らない。語ろうと思うことがないらしい。でも日記はつけているのだな。娘(三人)に託そうなんて考えているのかしら。うちの父も田舎育ち。
私の日記は、赤裸々な部分があるので、娘二人に(私の死後)読ませたくもあり読ませたくなくもあり。ただ、自分の幼年時代(彼女ら二人の赤ん坊時代も)については、なるべく話すように努めている。その都度伝えておかなくては、後悔先に立たずだからさ。