お勉強の時間
小川和隆さんの講座に参加してきました。
私はご本人から直接、受講のおススメを受けて出向いたのですが、周りを見ると熱心なアマチュアの方がたくさん参加されていた印象。うちの主人くらいの年代のかたたち(=禁じられた遊びに触発されたギターブーム世代)。いちばん層が厚い世代です。
反面、私くらいの年代って少ないです。だから私は同年代のギター友はほぼいない。。その10才下くらいからはまた増えてくるんですが(=村治佳織ブーム世代)。
でもまた少なくなってきているらしい昨今。ブームに左右される、ある意味哀しいジャンルなのでしょうか、クラシックギターって。
私は楽典は独学で、いくつか本を読みましたけどそれだけでは難しくて、人に解説はとてもできなかったのです。それが小川先生のギターを使っての説明により、晴れ渡った、澄み渡った、よく分かった。それに、こわい方かと思っていたけど、結構面白いんですね!(猫をお飼いなのは存じ上げていたので、そうこわくはないだろう、とは思っていましたが、笑)
「調弦する時、根音の3度の音を除いて和音を鳴らすと良い。透明感のある音になるから」→ その響きが好きという、感覚だけで今までそのようにしていましたが、なぜ透明感がある音になるのか、ちゃんと理由があったんだ!と今更わかったり。
難しい音楽理論なんか分からなくても、ギターを上手に弾くことはできる。けれど、このような弾くうえで役に立つ、知っておいた方がいいことを解説していく講座です。
後半の実践編では、全員ギターを構えてリラックスした右手(右腕)の使いかたについて。
5つ前の記事で書いた、爪を欠いたことで自分なりに変えようと考えていた親指の使いかたと同じことが、ちょうどタイミング良く説明され裏付けられた形になったのも、収穫。
それから、和音の時の指の使いかた、など。・・・ふむふむ、私がレッスンで教えていること、間違ってないじゃん!と自信になりましたし、それをどう人にわかりやすく伝えるか(力の抜き方が分からない人に実践してもらうことは大変なのだ)が参考になりました。
最近アウトプットばかりでしたが、たまにはインプットが必要ですね。
講座はシリーズで4月まで毎月第3日曜日に現代ギター社で行われています。
へえそうか、ブームね。時代の傾向をこうして形で見られるのは面白いなあ。
でも何につけても、そうなのではないかなあ。柔道だって、サッカーブーム(今も?)の時は人口は減ったし。言葉の勉強しかり、中国語はあちこちで教えられるようになったが、日本語は日本文化愛好者によって根強い人気があるし。もっと長いスパンで見て、いつまでも続いているものが、本物だと思うべきなのかも。
やはりインプットは大切だよね。人間、出すばかりでは栄養失調になってしまう。いつまでも良い栄養を摂取しなければ。(もっと軽く、おやつ程度でも大切と思いますが。要するに、自分という人間の欲求を忘れないということか)。