音と、言葉

今年もオリーブが花を咲かせています。一年って、早い！

先日バルコニーに出て伸びた枝を切っていたら、通りがかりの人が、この木は毎年実がなってすごいですね。いつも楽しみにしているんですよ、と（切り過ぎないで、と言いたげに）声をかけてくださいました。

防犯対策で、かなり太い枝も切り落としていたのですが、また元気に実をならせてくれそうで安心です。

今朝、雨で落ちてしまったオリーブの小さな白い花を箒で掃いていたら、通りがかりの人が立ち止まって、「ピアノですか？いつもいい音だなと思って、漏れ聞いています。」と声をかけてくださいました。わざわざ、嵌めていたN35マスクをずらして。ちょうど家の中で夫が弾いている時でした。クラシックギターなんです、ありがとうございます。と答えましたが、ギターと知らずにいい音だと思ってもらえるのはとても嬉しいことですね。

今、他人に心ない言動をするニュースなど見る一方で、ご近所さんたちのこうした何気ないお声がけ、とても温かい気持ちになります。

これこそ今、弾いていてとっても心温まる、ソル作品集。

ギター学習者が必ず通るソルの「20のエチュード」に収められている曲も幾つか入っているけれど、その他の易しくも珠玉のエチュードたち、素朴かつ高貴。これぞクラシックギターにしか出せない響き、世界。

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La Peste 原文読書経過：高熱を伴ってコンシェルジュ急変死、「鼠」と言い残して。突然の町の異変に驚いている時期は終わり、いよいよ人々はパニックの段階へ。。