なんのための音楽
キャンセルが重なって、予定外に早くなった帰り。運動がてら皇居〜丸の内を歩く。
前回も書きましたが東京都心は本当に綺麗になりましたねぇ。私が派遣で働いていた頃と比べても一段と美しく清潔に。
電線がないのも、美観に大きく貢献している。
一方で同じ都内でも、住宅街では廃屋・空き家も多く目につきますが。
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先日の発表会、客席で聴いていた方伝てに、私の生徒さんたちの進歩に褒め言葉を聞き、とても嬉しかったです。
これからもレッスン頑張っていこう。しかし私自身の練習モチベーションはずーっとダダ下がったまんま。困ったもんです。
20代ギターを再開した頃に思ったこと、それは誰に聞かせる目的でもなく、自分の晩年のため。地中海の島に移住して気分の赴くまま、思い浮かんだ曲を自由に弾き暮らす。お婆さんになった私。そのために今からいろいろな曲を弾けるようにしたい。
そんなことを夢見ていたんだな、と思い出したら、春の光に元気をもらって少しギターを手に取ることができそうです。
人に聞いてもらうことじゃない、人より上手く弾くことでもない自分のためだったんだってことを。
コメント4件
そうだよね、音楽然り、人生然り、自分のためなんだよね。
これを忘れると、奏で方を忘れたり、生き方を忘れたりするんじゃないかなあ。
東京は本当に美しくなったんだね。自信をもって「行く価値はあるよ」と勧められるのは嬉しいなあ。
都心部のみならず、細部まで日本が一個の絵のようになって欲しいが。ベランダに干す洗濯物が似合うような。とここまで書いて気がついたが、イタリアの窓から窓に吊るされる洗濯物が絵になっているのは、プラスチックのリングとかがないからだ。便利なのに、う~む、悩むところだ(て、悩んでも何の役にも立たないか)。
人のために、でも最終的にそれが自分のためになる、仕事も生き方も。。だといいね。
東京の都心は、ヨーロッパとは違ったサイボーグ的な綺麗さに仕上がったように思うので、これを日本の魅力と思うか、相変わらずアジア的なガチャガチャした界隈は都内にはまだたくさんあってこれを日本的と思うか、外国の人にはどう映るのだろうね。
昔は私はヨーロッパ贔屓だったゆえ大嫌い(日本は美しくない)と思っていたけれど、最近はそれが日本らしさなのかなと思うようになって、あまり綺麗になりすぎるのも、ここら辺でやめておいた方がいいと思ったよ。ナポリ辺りの景色同様、昔からの風情を無くさないほうが。
プラスチックのリング・・?せいぜい洗濯ばさみがいいのかな?
ホントにそうだと思います、なーんて、楽譜も読めない私がいうのもへんですが、音楽のみならず、表現者の方の目的は、最終的には、ご自分のために、が正解ではないか、と思います。
大スターの中には、お客様のため、ファンのために、と言われる方もいらっしゃいますよね。
それも、ある意味、正解でプロ意識なのかな、と思いますが、私は、自分のために歌う、自分のために演奏する、という方の音楽の方が好きです。
なぜなら、ハートを感じるからです。
真澄さんも、これから、ですよ。味のある真澄さんならでは、の音楽を目指して下さい。