録音練習
来月の追悼コンサートで弾く曲を目下練習中。ほんの(と言っていいか)数分ですがいちおう新曲…。先月のコンサートが終わった時点でもう時間もそんなにないので急いで暗譜し、暗譜できたところで録音チェック開始。
難易度は高くない曲なのでそれなりに弾いているつもりが、客観的に録音を聴いてみると乖離が。
ヘンな間があったり、音のタメをつくってもフレーズの中でいまいちハマってなくて浮いてたり、同じ音形パターンでアーティキュレーションが揃っていなかったり、とにかく恥ずかしい演奏。感覚を頼りに弾くのはダメなんだというのが丸わかりです。
それからはやみくもに弾くことは止め、必ず録音をしては聴き、修正し、また録音、の繰り返し。ホントめんどくさいのですが、録音するというだけで緊張感がありますし、1録音ごとにマシになっていくのが分かるので、理想に到達するまでやるしかないという感じ。
食べ物屋さんが新作を出すのに、レシピを微調整しながら試作を繰り返していくみたいに。
今回は小品だからまだいいけれど、私の本来好きな大曲(9分〜15分)だともっと厄介です。でも振り返ると、録音練習をサボった時の本番はやっぱりダメでしたね。
録音は必須です(たくさんのギタリストがそう言っています)が、まったくしないと言う人にも会ったことがあってびっくりです。客観視できるバランス感覚に秀でているのでしょうか・・・
新曲のみならず、久しぶりに弾く曲もだいぶ崩れているので要録音チェックです。
と、目先の演奏ばかり気にしていたら、また悪夢を見てしまいました。聴衆を前に、何故か目の前にはデュオの楽譜。先月のコンサート以来1ヶ月全く手を付けていないんだけど?ステージ上でいきなり不安に襲われる夢。
年内まだ本番が待っているデュオ曲の練習を後回しにしているのはずっと気になってるんです。なにせトリオの新曲もあと1/3譜読みをまだ放置したまま。また行くベトナムで弾く曲の練習もある。
あれどうしようかなーという雑用諸々とプチ不安。
とはいえ、この状況、楽しまないともったいない気もするし。
録音手段のない昔は皆様どうしていたのだろうね。客観聴できる人のみが音楽家として生き残っていた???
まあ確かに、忙しいうちが華。どうせやるなら楽しまにゃ損損。(踊る阿呆に見る阿呆。。。って、いいこと言っているよな、と独り言。)