刷毛目椀
福井2日目の風が強い日。カニを食べる以外に目的はなかったのだが、ゲストハウスの人から渡された福井の冊子を丹念に読んでいると、
鯖江に寄りたくなった。
越前海岸ドライブ後、鯖江の漆ロードにある漆会館に行こうとしたら、ナビでもよくわからず、しかし事前に本で見ていたストア(SAVA!STORE) が目に入ったので、そこに車を停め立ち寄ることに。
これが結果的によかった。
限られた空間に厳選されているであろう並んでいる福井名産の品々。
越前漆塗りの味噌汁椀が欲しいなとは考えていた。
ひときわ明るい朱の椀に、初めは明るすぎる色合いに違和感を覚えたものの、
買って帰って大正解。
刷毛目椀といって、漆職人があえて刷毛塗りの跡を残したものだそうです。
傷が目立たず、日常使いに最適とのコメントを見て購入を決心。
帰宅後さっそく郡上味噌と高山の大根のお味噌汁、高山土産の赤カブ漬物で、朝ご飯。
ぱっと明るい朱色に、朝から元気もらってます。
底の足輪がカーブしていて、腕を持った時、なにげに指がカーブに沿うので心地良い持ち心地となります。
店員さん。大野に泊まっていて、そこのスタッフさんが貸してくれた雑誌で見て来た、といったら、それで来て買ってくれる人がいるなんて。そもそも、紙媒体を読んでくれるだけでも!
ですって。
ほんとに今は、なんでもSNSですからね。
私がもし次回の運転免許更新で眼鏡必要になったら、鯖江へ来て眼鏡フレーム作りたい。
できれば眼鏡不要で次もいたいですが。
コメント4件
使用するたびに幸せになるっていいね^_−☆
ボクシングのグローブって、サンドバッグでも叩いているのかな。
物は物だけど、思い出も伴うからね。
寄ったお店はちょっと入りにくいんだけどさ、椀に出会ったこともだけど店員さんとの会話、(その店員さんも、大野のその宿に泊まる事があるらしく、宿のスタッフが私に貸した本を見て買いに来てくれたお客がいた、ということも伝わるのだろう)、ということでご縁を感じた一件でした。
人生は、旅は楽しいね。
グローブはね、これです。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%88%E7%A9%BA%E6%89%8B
日本ではグローブを使わないことが多いのか。ビデオを見るとすごいね。最近回し蹴りを使いこなせるようになったが、こりゃレベルが違いすぎ、はは。
旅。
たまに夢見るのが、怪獣が数日いなかったら、キックスケーターでふらっとどこまでもどこまでも進んでいくこと。
そこにたちはだかる障害物は、現実と申しまして。坂がなければ二時間くらいは一気に行けるとしても(20kmくらい)、いずれはキックスケーターそのもののダメージが大きいかも。ネジ回しが二本いる。ゴミが挟まると下手すれば車輪がブロックするが、まあそれはネジ回しがあれば車輪を外して掃除。滑りをよくする油も不可欠。ベアリングの替えも一応もっておかないと。水。食料。ま、その先々で購入できるかな。私が食べるものに煩いだけだし。
着替えは持てない。当然寝袋も。
とすると宿泊はなし。従って、40kmの往復(80km)にとどまる。40kmなんて、どこぞの知った村に着いて終わり。
ここで夢は萎むのよね。
手作りないし手のかかっている器具は、使っているだけで気持ちが伝わってくるようだよね。年をとればとるほど、ものの良さが大切になる気がする。物は物、されど物。
楽器を遣う人には当たり前の感覚なのかも知れないな。
(殆ど物を買わない私の最近のヒット作は、言った通りに味噌汁椀と、ボクシングのグローブと、ユニクロのブラだ。別にどれも高価なものではないけれど、必要で、値段とモノを見据えて納得して購入したから、使用するたびに幸せになる)。
そう言えば、真澄ちゃんも基本はネットだよね。それを紙情報で触発されて行ったなんて、余程なんか縁があったのだろう。
だからこそ人生は面白い。
眼鏡もおしゃれの一つだよ。老後の楽しみだね。