花見さんぽ
3月最後の土曜日、午前~昼までのレッスンの後、靖国通りを散歩すると決めていました。
つけ麺屋さんで腹拵え後、神保町から九段下へ。人でごった返す千鳥ヶ淵でなんとか桜の写真を撮り、靖国神社~市ヶ谷へ。ここで電車に乗るつもりが、線路沿いの神田川の桜並木が懐かしく、もうひと駅、四谷まで歩くことに。
四谷まで来ると今度は、二十代の頃勤めていたので懐かしくなり、さらに新宿通りを歩いてみることに。まずはしんみち通り(四谷の飲み屋街)から。
随分変わった。いや、通りの風景は変わらないのだけど、見覚えのないお店ばかり。反対に、当時すでに老舗だったお店、錦松梅や八竹やスーパー丸正は今も健在。勤めていたビルの1Fにできて、毎日のようにお世話になった四谷三丁目のスターバックスも当時のまま。土曜日なのに盛況でなにより。ランチをよく買いに行った軽井沢発祥のパンの老舗浅野屋さんは、出世してデパ地下や駅ナカに移ってしまったのだなぁ。その先のハイチコーヒーのお店もなくなっちゃったみたい。モスバーガーは、あるねえ。
新宿御苑ぞいの道をあるきながら新宿へ。一人暮らしの生活費節約のため、地下鉄に乗らず毎日歩いた道。定時で仕事を終えると夜は体力の限界までギターを弾いた。飲みに誘われたら付き合って、その後も練習して、朝練も。睡眠時間は現在の半分くらいだったかなぁ。
私なりに破天荒だった一時期。就職から10年たったとき会社は辞めたけれど、そこまでしてあのとき追いつきたかったものには、実は今もまだ追いつけていないと思う。永遠に追いつけない気が今ではしているけど、今の自分を肯定して生きていっていいんだとも、思う。
新宿でさすがに歩き疲れて山手線に乗り、新大久保に先月できたインド食材屋さん(最終目的地はここ)でスパイスを幾つかと、インドの鍋つかみを買って、やっと帰宅の途へ。
こんなこと思い出すのー、と自分でもびっくりするほど、いろいろなこと・ヒト・モノがよみがえった、思いがけず自分の半生を振り返ることになった花見さんぽ・・でした。
コメント8件
お若い頃は、随分苦労、というか、厳しい努力をなさっていたのですね。
それがあっての、現在のお幸せになのですね。
若かったよねー。
場所というのは、匂いと(歌も、曲も)同じで、記憶と結びついているんだよね。そして、無我夢中だった自分がいるから、記憶は美しいんだよね。
追っていたものに、仮に辿り着けてしまったら、この記憶はこれほど鮮明ではないのかも知れない。
桜の写真は美しいですね。私の一番近い花見する場所は狭山公園です。残念宴会が禁止ですけど、Sakura Variationsというギター曲で桜を祝えます。
Sakura Variations (Yuquijiro Yocoh) performed by Stephen Tracey
https://youtu.be/u-i1KS4TwP8
毎日ギターを楽しんで下さい!