愛されキャラは身を助く？

スーパーの開店にちょっと早く着いたら、お店の前にも開店待ちをしている人がちらほら。

スーパーの警備員らしいおじいさんが現れて自動ドアが開くも、「すみませんあと1分お待ちください！」。笑う待ち人たち。開店準備は1分を争う忙しさなんだろう。

外はとーっても暑いんだけど、店内から放たれる冷気が涼し〜〜い。涼風サービス？

開店時刻になり、「お待たせしました！おはようございます。おはようございます。」と順に入ってくる客一人一人に声掛けする警備員さん。

私もあいさつを返しつつ消毒スプレーを手にかけていると、「おっ。かっこいいですねぇ！」と、私が着ているTシャツの柄を見て言う。「ありがとうございます。エレキギター(^^)v」「うーんいいですねぇ」。裾を捲ったショートパンツを履いていたせいか「若いっ！」とも。あはははーと笑いながら店内へ。

エレキと翼のプリントにスパンコールが散りばめられた、キラキラ光輝くロック系。涼しい生地とカッティングなのも気に入って、あちこち着て出かけているのですが、褒められたのは初めて。

ところで、シルバー人材センターに登録してもなかなかいい仕事はないと聞くのを思い出したのですが、この警備員さんはどんな経緯でこの仕事に就いたのだろう。このフレンドリーな陽気さが買われているのは絶対あるだろうな、と思わされました。

そうそう。オフィスで働いていた頃は、なんでもござれ！という気持ちでやっていたけど、さすがにもうあの頃のようには私も雇ってもらえないだろう。

今の仕事を失わないように。一生できる仕事として、技術面もそうだけど、あの警備員のおじいさんのように、愛される人格を磨くことも必要とされるために大切かもしれない。ふと自分の将来に重ねて思った出来事でした。

、、あの警備員さん、もしかして会長職をも退いたスーパーの創業者だったりして。なーんて、ありそうでまずない話。でもそうだったとしても納得の、キャラと仕事ぶりなのでした。