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2023-09-15

三条の湯

これまで筑波や飯能の山をご一緒したフルート吹きの妖精さん達に誘われて、山梨県丹波山村にある山小屋「三条の湯」に泊まってきました。

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私の妖精さんのイメージ

山始めた当初、それなら是非勧めたい場所がある、と誘われたものの、一度天候不良で流れて、ようやく今回叶ったのです。

この日ご一緒だった初対面の他7名のお客さんたちも、皆さん友達関係や馴染み客のようですが、なんとなく普通じゃない…普通じゃない人たちが集まるところ…?

とにかく、山歩きあり、温泉あり、美しい自然あり、ジビエからパエリア、イタリアンなど料理なんでもあり、音楽あり、・・の素晴らしすぎる、ド感激の二日間でした。写真多め、超長いです・・・それでは!!

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初日、私はひとり奥多摩駅からハイキングスタートを計画。「奥多摩むかし道」10kmを歩きます。天気も良く、もう暑くはなく、久しぶりの自然歩きで、とても新鮮な気分になりました。

白鬚神社

白鬚神社と巨岩

 

吊り橋より

吊り橋より

奥多摩湖まで歩き着いてからは、車道を歩くのは狭くて危険なので、バス移動。

留浦バス停で下車、近くのお店で湖を眺めながらのお昼ごはん最高。

とろろ定食

とろろ定食1,100円。小鉢すべて美味

山盛りご飯(苦笑)も完食。

さあ、再び歩くわよー!

ここにも浮き橋

浮き橋

30分車道を歩くと林道入り口に着きました。ここから3時間です。

山小屋まで10km

山小屋まで10km

工事車両なんかもだいぶ出入りしていて、歩き疲れてきた頃、周囲がなんだかとても素敵な雰囲気になってきました。

テント場もあります

 

三条の湯

おー、あそこか!

 

着きましたー!

着きましたー!15時前です。

いい感じじゃないですか。

《この先の写真、宿泊メンバーやスタッフさんから集められた中からお借りしたものが大半になります》

 

素敵です

素敵です

荷を解きさっそく温泉に身を沈めると、トロっとしたお湯。いいですね〜。

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仲間とも合流して、スタッフさんたちにご挨拶。

オーナーが、笛とギターをなさる。と、聞いてはいた。

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ギターチェック

温泉後の缶ビールで、ちょっとクラッときている私。23km位、3万歩以上歩いたからねー

ひとしきり楽器談義?などした後は、厨房で夕食準備の手伝い。

お手伝い

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車も入れないこんな山奥に持ち込まれた、信じられないほど豊富な食材。野菜などはオーナーさんが育てて作っているそう。

お客側も、、

プロの料理人も!

イタリアンのプロの方だそうで、ニョッキ制作中

 

みんなの手しごと

こちらは小屋ボランティアスタッフの石川さん、

何でも作っちゃう方、だそうです。まぁそうだろうなぁ。

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ムール貝から出汁をとったソースで、

 

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パエリア作成中(初めて作るそうです、笑)

 

外ではBBQ準備中

外ではBBQが進行中

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じゃがいものニョッキ

ニョッキ完成、歓声あがる

 

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パエリアにかぼす、ナイス!

 

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シカ肉にはオイルを塗って焼く

これだけ皆さんの手しごとを享受させてもらって、私も弾かないわけにはいかんね。

1.5Lペットボトルに赤ワイン2本分詰めてザックに持参してきたのを笛吹きさんたちに付き合ってもらって、いい気分。よっしゃいくかー。

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戸外で弾くの、音、悪くなかったです。

 

肌寒くなってきたので室内に移動して続き。

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あさこさんのフルートと。

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こういうクラシックギター関係ではない一般の聴衆の時、どんな曲を弾けば喜んでもらえるのかなーと、何げに私も弾きながら様子を伺うことのできる貴重な機会でした、ありがとうございました。

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翌朝、鳥が羽ばたいている。お借りした写真ですが。

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見た目美しいだけでなく絶品の朝食

私だけ雲取山行くので、笛吹きのお二人には早起きお付き合いしていただき恐縮です。

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豪華〜!丹波山産の栗ご飯

 

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準備ok?

 

7時、見送られて出発

7時、見送られて出発

このあと、茶道の教授から、みなさんは野点(のだて)を楽しまれたそうです。

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何もかもが美しいですね。

野点の風景見ていて思いました、ガシガシ山登る拠点にするのもいいけれど、むしろここは、昼に到着して翌昼過ぎまでゆったりと時間と共に変わる空気を楽しむところなんだ、と。

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一方のワタクシ。

つい半年ほど前には、東京都の最高峰に雲取山という名前の山があることすら、全く知らなかった自分ですが、天気にも恵まれ登頂、無事下山することができました。イエイ‼︎

雲取山は無事、登頂できました。

 

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一応、世間と隔絶された、ネット通信も遮断された山奥。たった一晩ですがそこには豊かな時間があった。沖縄の離島にいるよりすごいかも。

すべて人の手によって作り出されるもの(野菜を育て、肉も猟で得て)に生き物の営みの原点を見て感動しました。そして文化(茶道や音楽)がある。

ふと思い出した、30才まえ頃、ブランク後に私がギターを再開した時に思い描いたのは、華やかな舞台でスポットライトを浴びて弾く姿などではなくて、地中海の島に暮らす将来の自分。

心に浮かんだ曲を、好きな時に、自分だけのために自由に弾き暮らす、という夢だった。

ここはヨーロッパじゃないけど、同じものがある。

いま、次またここに来たらこんな曲が弾きたいかも…と浮かんでくる曲がある。

「三条の湯が好きすぎて、まだ雲取山に行ったことがない」(私を誘ってくれたあさこさん)。初めは、えーッ、なんでぇ⁈ と思ったけれど、その気持ち、今なら分かるわぁ。

最後までお読みいただきありがとうございました。近年稀に見る重度の筋肉痛に見舞われているマスミンでした。

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コメント4件

  • 石川 進 より:

    麻子さんからブログ紹介のラインをもらって覗かせてもらいました〜

    マスミさんのブログ、最高!いいですね〜

    木下(ヒロ)さん、生徒となると(笑)聞いてます。

    また、三条に限らず、山&海で遊びましょう

  • masuminn より:

    あらあら石川さん、コメントありがとうございます!!
    先日は大変お世話になりました。

    いやー、ヒロさんがあの忘れられない丹波山村の空気を纏って神田にギターレッスンに来てくださったら、不思議だろうなぁと、今から楽しみです。笑

    山行き始めたら、今回の皆さんとの出会いに、ひょんな展開に、びっくりです。
    ぜひぜひまた、海も山もご一緒させてくださいませ‼︎

  • 未央 より:

    ユートピア?

    なんとなく、セルビアで出会った隠者さんの隠れ家(隠者さんは隠れ家だよね)を思ったよ。全然歩かなくても着いたけどね。それじゃ隠れてないって?
    チャペルは崖に張り付いているのだが、入り口は結構下ったところ。恐らく湧水がちょろちょろと蛇口から流れている下には西瓜がおいてあった。水はめちゃくちゃ甘美な味だった。
    隠者さんがそこに降りてきたのか、私が登っていったのか、覚えてない。日記はあるはずだが、昔すぎ。とにかく崖に張り付くチャペルに行く前にある教会???に入れてもらって、英語を話さない彼と会話にならない会話をした。それから、崖に張り付く廊下?に案内された。

    食べ物も音楽も酒もなかったので、比べることはできないはずなんだけどね。てか、本当に一人だったし、この人。愛想はとてもよかった。
    ま、俗世間を離れた二つのケースかな。どちらも素敵。
    俗世間を離れて生きることはできるんだね。三条の湯に行けば、一時でもそのお裾分けをもらえる、という感じだろうか。
    ああ私も行きたい。専ら食べるの専門になりそうだけど。

  • masuminn より:

    ヨーロッパ大陸を列車で走っていると、崖に城とか、見るよね。そんな感じなのかしら?
    あと、崖が家の壁、とか。
    同じ隠者の家とはいえ日本人にとっては別世界感。でも湧き水に西瓜っていいな。
    三条の湯は、それと比べるともう少し俗世間寄りかな⁈
    一年通して登山客も来るしね。オーナーさんは隠者ではない笑。

    遠いところに来た!と実感したいために、私は歩くのだと思ったよ。だから飛行機よりも電車、電車よりも自分で運転する車。
    すぐ着いちゃう隠れ家には、、もっと遠いところから歩くべし?!

    三条の湯、未央ちゃんとなら歩きながら行くの楽しいだろうなぁ。
    食べる専門、全然大丈夫。

    いやー、たぶんずっと喋りまくって歩くからクマも逃げてくね。

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