夢と憧れとマスタークラス
先日のリハーサル後の打ち上げでこれからの夢は?と聞かれたのでその時話したことや、あらためて考えた事など。
何とか仕事としてギターとかかわりながら、幸運なことに演奏会もさせてもらっていますが、10年前に講師になった時、周りのギタリスト達が優秀で(今もそうだしこの先も)、私などがよくやって来られたものだと思います。
それから、私はコンクール出身ではないので、コンクールを勝ち抜いて活躍している人はやっぱりすごいと思うし、憧れです✨
ヨーロッパが好きなので留学した人も羨ましい💖
コンクールは若者のためのものだと思うのでもういいけれど、西洋音楽が生まれたその地で学ぶというのは、いつか状況が許せば、叶うことがあれば夢ですね。
外国へ行かなくても、優れた人のマスタークラスは受けたいです。プロしかも相当なキャリアのあるギタリストでも受けている人はいて、自分が優れていると認めた人からは学ぼうという姿勢に私も倣いたいと思いました。
昨年10月に私は世界トップのコンクールの覇者であるロシア人のウラディーミル・ゴルバッチさんのマスタークラスを受け、私より10歳くらい年若い方だったんですが、演奏のみならず教え方も、受講者それぞれにまず褒めて次に鋭く見抜いた改善点を挙げ、方法を提示し(弾けている人には僕ならこう弾くといったサジェスチョンの形を取り)、ユーモアも交えつつ(ロシア人は暗そうだと言ったのは誰?)とても上手だと思いました。実際オーストラリアの大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
おまけですが、ゴルバッチさんに後で「あなたはコンセルヴァトワールの出身?」と聞かれ、いやいや全然、海外で学んだ先生に習っただけだよというようなことを答えましたが、そんな輝かしい経歴はないのでとても嬉しかったです。
※コンセルヴァトワールとはフランス・パリの国立高等音楽院、または広く音楽学校・音楽大学のことを指す場合もあります

ゴルバッチ氏のマスタークラス

受講生の皆さんと
3月10日(木) 佐藤 真澄
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