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2017-02-18

スタンディングオベーション

applaudissment

今までで一番感動したコンサートは何ですか?

私は雷に打たれたような感動にうちのめされたことがあります。だいぶ前、私もまだ20代の頃でしたが、モスクワ放送交響楽団がサントリーホールで行ったチャイコフスキーのコンサートでした。特にプログラム最後の交響曲第6番「悲愴」。なんて素晴らしいのだろう、と思ったのは私だけではなかったようで、終演すると客席の人たちがざーっと立ち上がり、拍手を送り始めました。私も自然に立って同じように拍手をしました。

帰り道、すぐに電車に乗る気にはならず、ずーっと今聴いた音楽が鳴りつづけたまま、夢遊病者のように歩いていたと思います。後でどこをどう通って帰ったかわからないほど。今も、交響曲はロシアや北国で生まれたものが大好き。

以来オーケストラや、ギターソロでも感激するような演奏にはいくつも出会いましたが、あそこまでの衝撃はないです。私にとって、ギターは音量面が弱いのでどうしても迫力に欠けてしまう仕方ない部分もあるのかもです。

そして、前回書いたヤマンドゥ・コスタのコンサート。最後アンコールが終わったあとは観客総立ちでしたね。でも私すぐに、冒頭に書いた昔の感動を思い出してしまって、うん?立つ、立たない?どうしよう、と迷ってしまったのです。スタンディングオベーションって、自然発生的なものだと思うので・・・。そりゃ、ヤマンドゥの渾身の演奏、凄すぎたことに違いはないです。

先陣を切って立って拍手した人、良い事だと思います。演奏者にとってスタンディングオベーションはこの上ない賛辞、でも日本ではまだまだ遠慮してしまう風潮があるようですから。それもあって、冒頭に樋浦さんはパコ デ ルシアのスタンディングオベーションの話をされたのではないかな。

一方座ったままだと周りの目も気になり出し、却って目立つから立っておけば・・・という意見もありますが、私ってこんな人間です。だって私が演奏者の立場だったら、いろんな受け止め方があるのが当たり前ですから、迷うくらいなら座っててほしいよなー、と思うんですが、いかがでしょう?

 


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