奥多摩プチトリップ、ゲストハウスの過ごし方
水曜日、今年最後のささやかな演奏会を終えてだいぶんに安心した私は、本格山歩き一年目の今年を締めくくるべく、私なりの壮大な縦走計画を胸に、土曜日は午前中のレッスンを終えたその足で、前泊予定の奥多摩駅へ。
いつもは通り過ぎるだけの奥多摩駅。
調べると、行ってみたい魅力的なお店が何軒も。
16時前に着いて、ブルワリーと迷ったけれど、奥多摩駅からも見える高台に煌々と火の灯るカフェに早めの夕飯を。といっても昼ご飯を摂っていない。結構坂道登る。奥多摩の急登を、ここにも感じる。
それがまた、素晴らしいお店でした。
ドア開けるなりクラシックギターのBGMが耳に入って、梁の天井と大きな窓と木の内装。マスターは、なんかみたことのあるような(気のせい)ギター弾きにも、ギター作ってそうな人にも見え。笑
暮れなずむ山の眺めに、センスある食器で出される美味しく心も体も温まる料理。すべてマッチした空間。ギターって、やっぱりいいもんだなぁと今さら考える。
詳細まで聴き込んでしまうのは、しかたがない…
出来過ぎのような小旅行の幕開けに、ますます奥多摩が好きになりそうな。
駅近くまで歩いて戻り、古民家ゲストハウスにチェックイン。
よくあるように、ここにも猫。
ゲストハウスに泊まるのは九州以来3軒目だけれど、翌朝早いとはいえさすがに寝るまでの時間を持て余すので、ラウンジのコタツで缶ビール持って初対面の方たちと過ごした。
30代くらいの男女のグループが明日山に行くことにしたけどどこがおすすめですか?とスタッフに聞いていて。
登山目的でそこにいる私にも一瞬話が振られ、この辺険しい山が多いからどこがいいかなーっと考えていると、たぶんあれこれ言われたくはないのだろうなという感じも受けて、それ以上は黙っていた。Googleマップ見て、よし川苔山に行こう、と言っていたけど、確実に急坂と落ち葉の堆積。まあ、あの年頃自分も無謀だったから何も言えん。行ってみて自分で気づくしかないのだ。
朝5時前に起きて
山に持参するスープをキッチンで温め、パッキング終わって扉をあけたら、そこに猫のたま。
ごめん、気づかなかったよー、みんなまだ寝ていて、人恋しいのかい。
さすが、お店の看板猫はこうでないと。
「日本犬のような、他人にはなびかない」(お世話になったペットシッターさんの言葉)うちのルイには勤まらん。
小さく喉を鳴らしているたまを膝にのせ、バス始発までの時間ギリギリまで抱っこしていたが。
タマにゃん、アンタ皆んなに可愛がられていいねえ。私はもう行くよ。じゃあ、きっとまたね。元気でな。
<つづく>
コメント2件
ははは、猫はそうすると存在しているだけで常に仕事中。
尾てい骨はいつ完治するのかな。
川苔山はついこの間行ったばかりだから言いたいことは幾つもある。しかも、Googleマップじゃ山は歩けないよーとか、まあ色々。
確かにその人にとっての何かの可能性発見になるかもしれないし、私が山岳救助隊員か山小屋の管理人ならともかく、とやかくいうべき立場じゃないやね。
ありがとう、年末年始の準備とかどうしようって、ちょっと焦っているけれど!もう一回くらい年内トレーニング行っておきたいしね…
あ、こりゃ動けん。
最近、怪獣と、「猫になりたい」と何回か言ったな。寒いからさ。猫もサービス業かも知れないが。顧客を選ぶサービス業。
数年前のJuraの最後の下り坂はかさかさの落ち葉が積雪のようだった。濡れ落ち葉よりさらに滑るという発見。尾てい骨を守る今なら確実に行かない、いくら無謀な私でも。
が。知らずが花だよ。自分の可能性にブレーキをかけてはいけない(と、無責任な発言)。
それにしても、充実した年を過ごしているね。この後は充実した年の瀬で、そしてさらに充実する新年か。