南房総まる一日山歩き
千葉生まれ千葉育ちとしては定期的に訪れたい、南房総。おまけに千葉は、本州随一の熊なし県である。
今回、初めてヘッドランプ頼りに日没後の山道を歩いた(計画時に折込み済み)のですが、ガサッと音を立てて逃げていく動物の気配はあってもそれが熊でないという事は、暗闇下山に大いに安心感に寄与したどころか、また一つ経験積めた感に充実の山歩きとなりました。
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外来種のキョンは、数年前に館山の動物園から逃げ出し山で繁殖したそうです。人を見ると金切り声のような鳴き声を出し仲間と逃げます。
農地を荒らすので捕獲し、キョンの皮を革製品にしている取り組みを先日NHKニュースで見たばかりでした。
鋸山へ来ると、初心を思い返します。今年1月に登山靴を買って友人と景信山に行った後、初めて1人で歩きに来た山。
館山道。向こうに、さっき通ってきた東京湾アクアラインも見えます。
初めて来た時、ここまでの急階段を地獄の階段、とかいってヒーヒー登ったけど成長したもんだ。今日はロングを予定してるので、まだまだ序の口という覚悟もあって。
美しい。
わずかに高い、ふた瘤の山が、今日夕方に到達する予定の富山(とみさん)であります。あそこまでいけるかなー。
鋸山より先のルートは地図にもないのですが整備はされています。目印のピンクテープもきちんと付いていて、見逃さなければ迷うことはないはず…なのですがちょっと道外しました。
まだ朝早いから慌てることもなく落ち着いて本道に戻り、小鋸山へ。前回来た6月は暑くてバテバテでしたが今回は余裕で自撮り。
そう、この常に海(東京湾)が見えるのが、この山道のいいところ。船がぷっかり浮かんでいるのを見て、なんともほっこりするのです。
この辺りも石切場だったのでしょう。
細いリッジなどスリルのある道を経由して、嵯峨山到着。
ちょっと早いけど(10:25)この先ひたすら歩くだけになるはずなので、ここでランチ休憩。
またスープカレー。今回はチキンとゆで卵も入れてきたし、ジャガイモが歩く振動で程よく崩れ、スープにとろみがついてた!暖かいせいか、前回よりは温かく保たれていました。ロング行程で、時短にもなるスープジャーは重宝しそう。
富津市の、もみじロードに出る。千葉随一の、紅葉の見どころだそうです。
ここで、1/3くらい来たかなー。
林道や県道を2時間半くらい歩いて、伊予ヶ岳を目指しますが、千葉の里山を眺めながら舗装路歩くの、悪くない。
午後2時は、この日没が早い今、午後4時くらいな感じです。が、伊予ヶ岳に着きました。
もうここまで二十数キロ歩いてるので、ロープ岩登りは緊張します。
伊予とは愛媛のこと、そこにある山から名をもらってるそうです。(鎖場で有名な石鎚山?)
まだ続く。緊張、集中。
奥に連なって見えるのが、朝歩いてきた鋸山で、
次の山へ向かう道も、きれいな道と家々があって、たぶんそこで飼われてるネコさんに遭遇するも、逃げられる。
知らない人に付いてっちゃダメよと教育されているらしい。
さらに歩く。残り10kmを切った。
だいぶ日は暮れなずんできたけど、予習してあるので不安はなし。
ちょうど日没時刻、富山に登頂。
走破距離 34.7km、累計標高 2098m
という事で、また奥多摩方面で壮大なロング走行計画をワクワクしながら考えていますが、ネックは交通手段だ。走破できてもその日のうちに家に帰れない、という。
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家で見守り役のオットがあまり正しくないSNS投稿をすることがありますので、繋がっている方はその前提でお読み下さいますように。
⚫︎ 朝4時前–>正:朝5時過ぎ(自分は寝てて知らないのに、適当)
⚫︎ 朝飯も昼飯もひとりぶん用意–> 弁当を用意するか、ご飯は炊いておかずも用意するくらいはして早朝家を出るのに(寂しアピール)
コメント2件
はい、この程度で自由に行かせてくれるオットには感謝ですよ。喧嘩勃発を避けるために私から離れているのもあるけれど。ふふ。
丹沢山地には熊がいるようだよ。山がつながっていれば広く生息する。千葉県は、市街地が広く山が離れているからね。九州もいないらしいけど、本州から海を泳いで渡ったら、とテレビでやっていた。が、例えば関門海峡は潮流が早くてきっと辿り着けないだろう、と。
最後に笑ったぜ。これくらいのイジケで可愛いもんだが。
海がずっと眺められる山道で、思い出の場所か。よいね。
あの、神奈川に熊がいるのですか?存じませんでした。。。いやあん。