オファー

先週体験レッスンが入り、新規入会頂きました。嬉しいです。コスパ重視みたいな昨今、とても時間がかかる楽器習得をはじめるって、尊く、頼もしい。

生徒獲得以前に、体験レッスン可否を自分に照会してもらえる＝仕事のオファーをもらえる、が、有り難い。

昔、客の立場だった時はすごく親切にしてもらったのに、やってみたらと言われて店側（稼がなければならない立場）に立った途端、現実の過酷さに直面し私にゃ無理と思い知り、逃げ出してしまったことがありました。若い頃 &縁のなかった業種での話ですが。ま、そりゃそうだよな。周りに迷惑はかけましたが今となってはいい教訓。

なんとかレッスン稼業で生きてますが（ダンナがいるから食べれてるんでしょ、という議論はこの際ナシで）、

生徒さんはある意味お客様扱いでよくても、同業者同士はお互い厳しいということだ。

むろん生徒は褒めてばかりでは講師の信用を失うから（むしろもっと長期的に、その人に一生寄り添う楽器であって欲しいという思いで教えている）、思いやりを持ったダメ出しができたらいいなといつも思っている。

一方で同業者には、ダメ出しはできないのですよ。できてあたりまえな一線があると思っているから。それが見合わないオファーには、片隅を自認する私のような者でさえ全力で断りたい。それはとうぜんに損得勘定(感情)とは別で。

ここ数日のモヤモヤが書き出せて、スッキリしました。