第6回イーストエンド国際ギターフェスティバル
今日から2/14までの4日間、イーストエンド国際ギターフェスティバルが東京で始まっています。
このフェスティバルは、フランスで勉強されたギタリストの樋浦靖晃さんが、西洋で生まれたクラシック音楽を、将来日本人音楽家によって日本から発信する、という信念をもって始められたイベントで、世界トップレベルのギタリストを招いた演奏会とコンクールで人気を博し、毎年満席、今回からは会場を新しい、収容人数も多い豊洲シビックセンターに移して行われています。
私も、第2回目から毎年コンサートを聴きに行っています。
今日はここぞとばかり開館に駆けつけリサイタルチラシをパンフレットに挟み込ませていただきました。
チラシをお受け取りになって、このブログを読んでくださっているかたが いらっしゃったら嬉しいのですが。。
それはさておき、本当に書きたいことはこれからです。
第一日目の今日は、コンクール予選。このコンクールは課題曲がありません。
まずびっくりだったのは、若い奏者(10代~20代)のレベルがものすごく高かったこと。 33名のうち、上位6名で行われる本選に進むのは難儀でしょう。実際、6位に続く3人が同点で、6位と0.25点の僅差だったというのもなるほどうなずけます。
日本のクラシックギター界の早期英才教育も、やっとピアノやバイオリン並みに始まったということでしょうか。
びっくり上手い、子どもプレイヤーというのはいつの時代もいるものですが、私が思うに、1990年代に村治佳織さんが興したクラシックギターブームにより(親御さんによって)始めた子供たちが、十数年経った今、世界と対峙するまとまった最初の世代に育ってきたのかなという気がしました。
ええっと… 実はこの同じ土俵に夫も参戦しました。
正直、大丈夫かなと思っていたのですが、若い人たちに揉まれ、一方の少数派のシニアには負けられないという精神が支えた演奏だったと思います。
泥臭い、という言葉がつい思い浮かびましたが、教育を受けた若者のスマートな演奏に対して、時代も音楽環境も全く違う世代です。大健闘でした。
写真は、豊洲シビックセンターホールのステージです。
休憩時間には、ステージの向こうが木製ブラインドが開くように開放されてガラス張りとなり、視界が開けます。素敵ですねー…
記憶に新しい昨年10月の、ジュディカエル・ペロワのコンサートの第2部は、夜景をバックにしてそれはまた幻想的な雰囲気を出していました。
明後日2/13夜のパブロ・マルケスのコンサートも聴きに行きます。お昼のコンクール本選も聴きに行く予定です。
マルケスさんは、一昨年だったかも聴き、素晴らしい演奏でした。2度目です。素晴らしいけれど、私が今世界で一番だと思うギタリストは別にいて、ポーランド人のマルシン・ディラです。
それはさておき、 私も頑張らねばーー!
2月11日(木・祝) 佐藤 真澄
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