2023-12-05
師走、ギター選び
12月に入ると急に年の瀬感が漂いますよね。夏があんなに長く熱くても、12月になればお約束のように師走の空気。駅のホームから空をみあげれば澄んだ蒼空。ふと、父もこの空を見て、真澄と名付けてくれたのかなと思う。はい、またひとつ年を重ねました。
本来つまびらかにすることではないけれど、先日、私が1時間くらいかけていくつかの楽器を試奏、その中から生徒さん自身が音の違いを聞き分け、一本のギターを選び、買って帰られました。住む場所などの事情から長年自己流でやってきたけど、やっと念願叶ってギターを習うことが出来、新しい楽器も手に入れてそれは嬉しそうに、同行の若き青年にケースを持たせて帰っていくその姿。おもちゃを買ってもらった子供のように喜びを隠せない様子に、私の方も感動しました。たかが試奏、しかし私も短いフレーズだけどコンサート?ってくらい気合入れて弾いていたよなぁ… それも決断につながったのだとしたら嬉しい。
楽器選びは人によっては、ともするとここから長い楽器探しの旅が始まってしまう。私はそうだった。旅の途中、もう何が何だかわからなくなりながらも今の楽器に出逢って旅を終了できましたが。今回の方の決断力にあっぱれ。2023年製だけに、大切に楽器を育ててあげてほしいと願っています。
この出来事は、勝手に自分への誕生日プレゼントだったと思っている。ふふ…
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ほっこりと読ませていただきました。
物は物にすぎない。はずだけれど、大切なものというのは確実に存在するね。想い入れとか愛着とかいう言葉がしっくりする物。自分の楽器なんてその最たるものだろうなあ。